11.19 (日) 優勝戦
試合速報

VS
荒川区 船橋市



▼1点を追う4回ランナー2塁の場面で、4番・和多田が放った左中間への打球はワンバウンドでスタンドに吸い込まれる特大の同点エンタイトル2ベース
この痛烈な主砲の一撃で一気に流れを引き寄せた佐川急便千葉が、史上最多となる2年連続4度目のアークカップ制覇の快挙を成し遂げた


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ユリちゃんの優勝戦レポート


第15回記念アークカップ関東草野球選手権大会 優勝戦 in 西武ドーム
午後12時28分 試合開始
11月19日(日)  優勝戦 1 2 3 4 5 6 7
佐川急便千葉 (船橋市) 0 0 0 7 0 0 0 7
TNCスパークス (荒川区) 0 1 0 0 0 0 0 1


両軍戦いを終えて

優勝
佐川急便千葉・土井監督
準優勝
TNCスパークス・永森監督
 試合後開口一番、「まずホッとしましたと言うのが本音です」と話した後、「TNCさんには2年前に一度負けているので、連敗は絶対にできなかったので」とその思いを話してくれた土井監督。続けて、「TNCさんは考えて野球をしてくるし、野球も作戦の読みもみんなうまい素晴らしいチームですので、今大会では出来れば一番最後に当たりたいと思っていました。今回その通りの状況になって、しかもリベンジを果せて言うことなしです」とそう勝利の余韻を振り返った。「試合内容ですが、4回の攻撃は1点を追っていたので何とか同点に追いつければ思っていました。福田君が左打者に投げにくそうにしていたので、高城や芳中の左が出塁して右のクリーンアップにいい形で回したかった。その結果、和多田の前に2塁に走者を出せたのは大きかったです。また、そこで和多田がこれ以上ないという当りを打ってくれました。あれでチームが乗っていけました。すごく大きな一打でした」 最後に前人未到のV4について、「ここまで出来るとは正直思っていませんでした。選手達の努力の賜物でしょう。これからもまたドームに来られるようにまた頑張ります」と、まだまだ現状に満足しないところに佐川千葉の強さが垣間見られた。  フッとため息をつきながら、「福田があれほど乱れるとは・・・ 全然予想していませんでした」と試合を見守った人なら誰もが真っ先に思うことを第一声で話してくれた。「あの回はどうにも佐川さんの攻撃を止められませんでした。普段に比べて福田は多少力が入っているかなと思いましたが、まさかあのような形になるとは夢にも思いませんでした。4番の和多田君に打たれたケースは、結果論にはなりますが正直に行き過ぎたかなとも思います。次が左打者だったので1塁も空いていたし、もう少し冷静に投げられれば少しは違ったかなとは思います。次の投手も準備していなかったので、いけるところまでエースに託しました。ここまで来られたのは彼のおかげでしたので、それで負けても悔いはありません」 試合内容については、「3回までに先取点を取ろうとみんなで話していました。その通りの展開になり、行けるかなと思いましたが、やはり7点取られたあの回がすべてでした」とそう振り返った。最後に、「今大会はすごく楽しく勉強になりました。優勝は出来ませんでしたが、チームに大きな自信を与えてくれました。次の春には東京ドームに行って、今度こそはそこで勝ちたいです」と、早くも次の舞台を見据えていた。



▼今大会ここまで絶対的安定感を誇ってきたエース福田だったが、同点打を境に突如リズムが狂い出し、まさかの四死球連発で瞬く間に大量失点
打線も先取点こそモノにしたが、佐川急便千葉の継投策の前にその後は0行進 思わぬ展開になす術なく、ワンサイドを許すこととなった