ー夏連覇、おめでとうございます |
去年とは全く違う喜びですね。結果的には連覇になりましたが、前回とはメンバーも変わってますし、何よりうちにとっては春に決勝で負けた悔しさがある。あのダメージで去年優勝した、いい思いが全部消えてしまった。だから今大会には全てをかけていました。その分、達成感もひとしおですね。 |
ー互いに点が入らない緊迫の試合になりました |
Big☆Bさんは、ちょっと甘くなるときっちり打ち返してきてよく打つなと(苦笑) ハツラツとしていましたし、勢いがありましたね。ずっと0-0できていましたし、押され気味の場面もあり、一瞬、春の悪夢がよみがえりました(苦笑) 最後にたまたま流れがこっちに来て、何とか勝つことができました。 |
ー初回から1死3塁という願ってもないチャンスをつかみましたが、あえなく無得点に終わりました |
1番の都築が四球で出て盗塁、送りバントで3進と、リズムよくシナリオ通りの形になったんですが・・・ 紙一重の打球が続いて結局は点を取れず、やっぱり簡単ではないなと、厳しい試合になると腹をくくりました。 |
ー6回は、送りバント失敗の後からの起死回生の得点となりました |
先頭の大元がヒットで出て、あそこはすんなり送りたかった場面でしたが、相手もうまかった。大きかったのは、次打者の4番の入田があえて自分で決めに行かず、粘って粘っての四球でつないでくれたこと。ボールがよく見えていましたし、まさに値千金のフォアボールでしたね。 |
ーその後、原島選手が豪快に一本出しました |
『ランナー2塁で原島に回せ』がチーム内の合言葉になっていましたが、最高の場面で最高の結果を出してくれましたね。優勝戦までの間ずっと黙々と調整してきた、彼の努力の賜物でしょう。 |
ーさらに直後の2点目が効果的でしたね |
1点だと安心できないので、6番の千葉には打席に入る前に、『エンドラン出すよ』と言ったら、千葉も二つ返事で『いいですよ』と快く返してくれた。3塁ランナーの入田のスタートもよかったですし、大きな2点目になりました。 |
ー勝負を分けたポイントは? |
あえて言うなら『走塁』ですかね。5回にノーアウトのランナーを出しましたが、高桑がきっちり牽制で刺してくれた。ああいったプレーはやっぱり大きいですよね。準決勝の蔵星戦と同様に、ランナーは許しても点は取らせないという、うちの野球ができました。 |
ー奇しくも春の決勝と同じスコア展開になりました |
自分はなかなか点が入らなくて冷や冷やしましたが(笑)、終わってみればこれも何かの因縁ですし、意味深いですね。今はチームの苦しい時代を支えてくれたメンバーが試合に出れないケースが多くなっています。それでも、『実力優先だから』と腐らず、一丸となってベンチで盛り立ててくれる。そのことで出ているメンバーも下手なことはできないし、モチベーションも高まる。彼らには感謝していますし、今回の優勝はベンチも含めた全員でつかんだ価値のある優勝になりましたね。 |
ー最後に、来春へ向けての抱負をお願いします |
うちはまだまだ発展途上。オフも挟みますし、春の実績もない。またキツい試合が待っていますし、周りからはいろいろ煽られるでしょうし(笑) とにかく、これからみんなの気持ちをどうもっていくか。Vボケせず、チャレンジャーとして、また一からチーム作りをしていきます。 |