史上初の快挙となる3回目の優勝を達成し、見事参加256チームの頂点に立った佐川急便千葉。歴史的な勝利を決めた試合後、開口一番、「勝ててホッとしました。優勝はやはり最高ですね」と何度も繰り返し、表情を緩めた伊藤主将。「今日はどうしても勝って優勝したかったので嬉しいです。2年前このドームでの優勝戦で負けていたので、今回は絶対に勝とうとみんなで気合を入れていました。初回のピンチを切り抜けてすぐに先取点を取れたのがやはり大きかったですね。相手の投手のペースになる前に点を取れたので最高のスタートを切れました。先発した桜井も良く投げてくれて、2番手の宇田川に0点でつなげてくれたので満点の出来だったと思います。この大舞台でも臆することなく普段のうちらしい野球が出来たことがやはり一番の勝因だと思います。これで3度目の優勝ですが、確かに3回は自分達のことながらもすごいことだとは思いますが、うちは常に上を目指してやっていますので、今日は3回目ということより2年前に負けた悔しさを胸に戦いました。その結果このような形が残せて言うことなしです」と3度目の優勝の余韻にいつまでも浸っていた。 |
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今大会、数々の名勝負を演じ勝ち上がってきたCHOTTO CHIGAUZOだったが、3度目の優勝を目指した名門・佐川急便千葉の前に力尽きた。「今日は今大会最後の試合でしたので何とか勝ちたかったのですが、初回に試合の雰囲気を作る前に先制されたのが痛かったです。何とか1点で止めておけば良かったのですが、球場の雰囲気にも飲まれた感じがありました。もう少しやりようがあったとは思いますが、やはり全体的に力不足かなと思いました。相手の佐川さんは野球がいい意味で若いですね。見習いたいのですが、我々の年齢ではちょっと無理ですね。しかし今大会はいろいろな強豪と試合をさせてもらってすごく勉強になりました。準々決勝で1度死んで、準決勝のサヨナラ勝ちとチームに勢いを感じました。長年ベスト8の壁をなかなか越えられずにいたので、今大会はまずその壁を崩せたのが大きかったですね。一気に優勝をと思っていたのですが、さすがにそこまで甘くはなったかったですね。でもこの準優勝はチームにすごく大きな自信をつけてくれました。まだまだやれるぞという気持ちにさせてくれました。どうもありがとうございました」 |