アークカップ速報(10月12日号)

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アークカップ速報 10月12日(日)号

Cブロック4回戦
瀧野川信用金庫 vs 佐川急便千代田

10月12日(日) 第1試合 1 2 3 4 5 6 7
瀧野川信用金庫 北区 0 0 0 0 0 - - 0
佐川急便千代田 品川区 6 1 0 0 × - - 7
※大会規定により5回コールド
初回で勝負決す 4回戦屈指の好カードとなった注目の一戦は、意外なワンサイドゲームとなった。初回、佐川千代田は先頭の高橋(裕)選手が左中間を破る2塁打で出塁すると、盗塁と四球で無死1・3塁と早くも先制のチャンスをつかむ。ここで3番山本選手がセンター前に弾き返しまず1点。さらに1死後、2・3塁のチャンスに5番木本選手がライト前タイムリーで2者が還り追加点。その後も死球やヒット、瀧信内野陣の乱れを突くなどで、結局この回ヒット4本、四死球4、打者12人を送り込む猛攻で大量6点を奪った。投げてはエース木本投手が瀧信打線を2安打に抑え、チャンスを与えず5回を0封。佐川千代田が投打に完勝した。一方の瀧信は、まさかの5回コールド負け。らしくない失策が連続するなど、初回の失点で完全にリズムを失い、歴史的敗北を喫した。 
○佐川急便千代田・田中監督
「当初は投手戦を予想していましたが、初回の6点でピッチャーの木本をはじめ選手も気持ちが楽になったと思います。優勝候補のチームをコールドで破ったことでチームに勢いが出たので、この調子で一戦一戦頑張って戦っていきます」
佐川急便千代田・木本投手
バッティングも好きだという木本投手。初回、貴重な2点タイムリーを放ち投打に活躍。「あまり調子は良くなかったのですが、初回自分もタイムリーが打てたので、気分的に乗って投げることができました。西武ドームのマウンドが今から楽しみです」
●瀧野川信用金庫・加藤監督
常勝軍団・瀧信も今年はエースの平井投手をはじめ故障者に泣き、よもやの無冠に終わった。「初回から6点取られてリズムが狂ってしまい、本来の守って勝つ野球ができませんでした。佐川さんは初回からコツコツ右打ちに徹してくるなど、攻撃が素晴らしかった。逆にうちは、(点差が開いたことで)大味な攻撃になってしまいました。来年は投手陣を立て直し、リベンジを果たします」



Bブロック4回戦
マリモーズ vs 蠍

10月12日(日) 第1試合 1 2 3 4 5 6 7
文京区 0 0 0 0 0 0 2 2
マリモーズ (板橋区) 1 0 0 0 0 0 0 1
奇跡は2死から 蠍が最終回2死走者なしの場面からの逆転劇でマリモーズを下し、5回戦進出を果たした。試合は初回マリモーズが、蠍先発・四ノ宮投手の立ち上がりを攻め、ヒットで出たランナーを2塁に置き、3番広瀬選手のライト戦への3ベースで幸先良く1点を先制する。一方の蠍は、再三のチャンスを迎えるもマリモーズ日下投手の粘りのピッチングの前になかなかあと1本が出ない。試合はそのまま1-0の投手戦となり、迎えた蠍最終回の攻撃。2者が倒れすでに2死。もはやこれまでかと思われたが、ここから蠍が底力を発揮する。まず、1番田端選手が四球を選び出塁すると、続く2番皆川選手もライト前へ運び、2死ながら2・3塁とチャンスを作る。ここで3番浅賀選手がファールで粘った末の8球目のストレートを強振。打球は左中間を深々と破る走者一掃のタイムリー3ベースとなり、土壇場で試合をひっくり返した。 
○蠍・浅賀選手
「(最後の場面は)2アウトからつなげてくれて、みんなの気持ちが1つになりました。打って決めてやろうと心に決めて打席に入りました。打ったのはストレート。狙っていました。今日は残塁が多くうっ憤がたまっていましたが、打てて吹っ切れました。久々に高校野球のような感動を思い出しました」
○蠍・四ノ宮投手
「初回に1点取られ、これはまずいと気持ちを入れ直しました。ベンチからもアドバイスをもらいながら試合中に乱れてしまっていたフォームも徐々に修正していきました。0で抑えていれば逆転してくれると信じていました」
●マリモーズ・日下投手
一球の怖さを思い知らされました。初回の先取点は、昨日描いてた通りにズバリ決まってくれましたが・・・・。接戦は慣れていましたが詰めが甘くなってしまいました。2死からのフォアボールが悔やまれます。ベスト8まで行きたかった・・・・