アークカップ速報(4月27日号)

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アークカップ速報 4月27日(日)号

Aブロック5回戦
全谷塚野球倶楽部 vs DELTA

4月27日(日) 1 2 3 4 5 6 7
DELTA
(渋谷区)
0 0 0 1 0 1 0 2
全谷塚野球倶楽部
(葛飾区)
0 0 0 0 0 0 1 1
着実に好機生かし粘り勝ち ともに初のベスト8入りをかけ負けられない一戦となったこの試合。先手を奪ったのはDELTAだった。4回、DELTAはこの回先頭の4番割田が3ベースヒットで出塁すると、1死後、6番浅香がカウント2-2から見事にエンドランを決め1点を先取する。さらにDELTAは6回には、死球で出たランナーを2死ながら3塁に進めると、ここで5番米衛が放った打球はショートへのゴロ。1塁送球でチェンジかと思われたが、ここで米衛が195cmの長身をかがめ決死の1塁ヘッドスライディング。これが1塁セーフの判定で、この執念の内野安打の間に貴重な2点目をもぎ取った。一方、ここまで毎回のようにランナーを得点圏に送り込むもあと1本に泣き続けた全谷塚野球倶楽部だったが、最終回に粘りを見せる。3塁打と内野安打で無死1・3塁のチャンスをつかむと、次打者が放った打球はセカンドへの鋭いライナー。しかしこれをセカンドが好捕。さらに飛び出した1塁ランナーが戻れず、無念の併殺で瞬く間にチャンスを潰す。その後タイムリーで1点を返すも、反撃はここまで。初出場のDELTAがベスト8進出を果たした。 
○DELTA・家倉監督
「ベンチも含めた全員野球の勝利です。初回にエンドランでミスしていたので、4回はかけづらい場面でしたが、勝負どころと見て思い切ってサインを出しました。よく決めてくれましたね。あとは米衛。学生時代も見たことのない(笑)、あの執念のヘッドスライディングによる2点目が大きかったですね」
○DELTA・割田投手
「芯でとらえられても、バックが良く守ってくれたので何とか我慢できました。自分と浅香のバッテリーで先取点に絡めたので、あれで乗っていけましたね。7回のピンチは開き直って浅香のミットめがけて投げ込むだけでしたが、最後の打者を三振に打ち取ったときは、『ヨッシャ!!』という感じでしたね」
●全谷塚野球倶楽部・四役投手
最後まで力投を見せるも、打線の援護なく戦いの舞台を去ることとなり、「悔しいですね。あと1本が出せませんでした。こういう試合こそモノにしたかったですね。まだまだということです。それにしても相手はいいチームでしたね。ベンチも一丸となってムードを作って、見習う点が多かったです」