白球だより 10月12日(日)号


 「大宮ゆの郷」 一風変わったチーム名だが、このゆの郷の実力は本物だ。ジャイアンツを彷彿させる白にオレンジのユニーフォームに身を包んだ軍団は、さいたま市野球連盟の上位進出の常連。あの四ッ葉倶楽部と毎年高松宮杯の代表を争うなど、市を代表するチームだ。このゆの郷の名前の由来は、葛西・大宮・川口などで健康センターを営業しているチームスポンサーからの依頼でついた。呼びやすく親しみやすいネーミングということで各地で好評だそうだ。またチームを率いる水沢監督は、かつてプロ野球・日本ハムに在籍。桑田・清原らと同い年で、チームの中では田中幸男選手と同期で入団した実績を持つ。引退後、母校の大宮東高校野球部OB中心で結成されたゆの郷チームに誘われ入団。瞬く間にチームを強豪チームに育て上げた。アークカップ初出場の今大会、本日の4回戦で昨年の優勝チーム佐川急便千葉の前に惜しくも敗れたが、攻守に鍛えられた野球をまた次の機会でぜひ見てみたいチームだ。