ヒーロー群像 10月5日(日)号


 恵まれた体格から繰り出される速球と緩急自在の投球で、1回戦ノーヒットノーラン劇を演じ注目を集めた蠍・四ノ宮が、またしてもこの日のオールスターズ戦で、前回登板を上回る偉業・完全試合を達成してみせた。2戦連続でのパーフェクトなピッチングに、「(完全試合は)5回くらいから意識していましたが、実感はあまり沸きませんね。毎イニング先頭打者を出さないことを心がけ緊張感を持って投げ続けた結果が、たまたまこういう形になっただけです。何よりも大きいのはバックのみんながよく守って助けてくれたお陰です」と四ノ宮は振り返る。投手人生初の快挙達成にも気を緩めることなく、彼にはまだまだ目指すべき目標がある。「アークカップで優勝したらすごいよねと仲間同士でよく話してるんですよ。本気で優勝を狙います!」と力強く宣言。豪腕・四ノ宮投手がその右腕でチームを栄冠へと導くか注目だ。