8.4 (日) 優勝戦
試合速報

VS
(立川市) (市川市)



▼初戦で昨年の準優勝チーム、そして最後は同優勝チームを下しての、まさに絵に描いたような完全V劇。草野球界の盟主が、また新たな歴史を刻んだ。


優勝戦実況
個人成績
個人表彰




第27回アークカップ関東草野球選手権大会 優勝戦 in 東京ドーム
午後7時50分 試合開始
8月4日(日)  優勝戦 1 2 3 4 5 6 7
F s (立川市) 2 0 0 2 0 0 0 4
JAいちかわ (市川市) 0 0 1 0 0 0 0 1




両軍戦いを終えて

優勝
Fs・片倉監督
準優勝
JAいちかわ・柳井監督
ー東京ドームでのアーク初V、ついに達成しました
 今大会は、初戦から強いチームと当たる厳しいトーナメントでしたし、人数集めの苦労も含め、ここまでのプロセスがプロセスだったんで、「まさか」というのが素直な思いです。内心はずっとヒヤヒヤでした(笑)
ー初回から見事な速攻劇でした
 先頭の十川が思い切った初球打ちで3ベース。あれでチームが勢いづきましたね。その後、七島もさすがは勢いがあるバッターで、よくぞ打ってくれました。
ー3回にヒットと四球から1点差とされました
 あの場面は同点までは覚悟しましたが、幸い1点でしのげたのが大きかったですね。その流れが、直後の追加点につながったんだと思います。
ーその4回の攻撃を振り返っていただきましょう
 1点取られた後だったんで、まずは1点という方針でした。ノーアウトから四球でランナーが出たので、もったいなかったんですが、廣田には送りバントを指示しました。きっちり初球で決めてくれましたね。そして、加藤敬のヒットで2塁ランナーの佐藤が生還。あの厳しいタイミングで、うまくキャッチャーを交わし、くぐってホームインしてくれました。あれがセーフなのとアウトなのとでは、ムードが大きく変わってくるので、あの佐藤のスライディングはビッグプレーでしたね。
ー今大会は最後まで先攻にこだわりましたね
 ここまでずっとじゃんけんで負けて先攻で勝ち続けてきた流れだったので、今日はじゃんけんに勝って迷いましたけど、あえて常識よりもゲンを担いで先攻にしました(笑)
ー3度目の優勝を飾り、その強さはとどまることを知りませんね
 終わってみればあっという間でしたが、まずは人数集めに尽力してくれた佐藤や大元、廣田には感謝したいですね。今までの固定メンバーで戦う野球ではなく、今回は『全員で勝ち取った優勝』という、いつもとはまた一味違った価値のある優勝になりました。それと、今大会も当然勝つ野球は目指しましたが、変に固くならずにリラックスしながら戦ってこれたのも新鮮でしたね。ドームでもみんな出場できましたし満足です。これからもこのスタンスは変えず、ノビノビ野球でやっていきます。
ー昨年に続く連覇は、惜しくも成りませんでした
 相手が強かったですね。Fsさんはいい選手が多かった。トーナメントは勝ち続けないといけない。うちも束になってかかっていきましたが、力が足りませんでした。
ー初回から得点を許してしまいました
 立ち上がりにいきなり先制されてしまって・・・ うちの若さが出てしまいましたね。
ーその後、3回に反撃に転じました
 2点差だったので、あそこはまず1点ずつという思いでした。先頭の染谷のヒットと四球で1・2塁。続く山アも初球で送りバントを決めて、いい流れを作ってくれましたね。攻撃のリズムがよかったです。
ーしかし、直後に再び突き放されます
 1点取った直後に、余分な四球からすぐ失点してしまうなど、守れませんでしたね。1-2のままだったら、また違ったんですが・・・
ー4回の途中、4点目を失った時点でピッチャーを継投しました。決断のポイントは?
 バッターの左右やランナーを3塁に置いてエンドランを仕掛けられるリスクなど、様々な状況から結果的にあのタイミングになりました。
ー6回に1死2・3塁の好機でクリーンアップを迎えたシーン。あそこは得点につなげたかったですね
 6回を迎えて3点差がありましたので、あの場面は打たせるしかありませんでした。感じは悪くなかったんですが・・・
ー攻守とも後手にまわる展開になってしまいました
 今大会では、後手にまわってもそこからの逆転もありましたが、決勝の舞台ですし、いつもとは違いましたね。打線はやはり水物です。
ー今年も大応援団がスタンドを埋めました
 スタンドにあれだけの応援の方にきていただいて、もうちょっと何とかしてその声援に応えたかったんですが・・・ 今のうちの力ではここまででした。まだ力が足りませんでした。負けて残念ですが、応援の方から、『よかったよ、楽しかったよ』と言っていただけて、その点はよかったです。選手たちが頑張っている姿を見ていただけたんだと思います。



▼出鼻をくじかれ、さらには追い上げ直後に再び突き放されるなど、最後まで主導権を奪い返せず完敗。昨年から続いた連勝は、ついに12でストップした。