好投手・高桑を擁し
3度目のVを狙う名門
古居、坂下の好投が
2連覇への最大のカギ

◎見どころ 27回目を迎えたこの夏のアークカップ。今回の優勝戦は、意外にも大会史上初めてとなる優勝経験チーム同士による対戦となった。その優勝戦の最大のポイントは、JAいちかわの右腕・古居と左腕・坂下らの投手陣が、強力なFs打線にどう立ち向かうかだろう。JAいちかわは毎試合交互に先発させているローテーションからすると、この試合の先発は古居か。古居は準々決勝で強打のミステリアス打線を1失点に抑え好投した。この試合も強力打線のFsが相手だが、要所で自慢のチェンジアップをうまく使うなどしてFs打線を交わしたい。また、Fsの打者が慣れる前に左腕の坂下に継投するなど、目先を変えるのも一つの手だ。Fsは出塁率の高い1番・都築が出て、勝負強い5番の廣田ら中軸でかえす形ができている。さらに下位まで一発長打が期待できる打者が揃っており、得点力は大会屈指だ。JAいちかわも打線は好調だ。1・2番の三山、木南はしぶとい打撃が得意で、3番・今野が絶好調。好打者の4番の安達を含め、この3・4番の前に走者をためたい。相手は難攻不落のFsのエース高桑だが、終盤まで小差の展開に持ち込めば、昨年同様に味方の大声援がいき、勝機も生まれる。