第26回アークカップ関東草野球選手権大会は21日(日)、

いよいよベスト4による準決勝2試合が行われる。

憧れの舞台・東京ドームまであと1勝に迫った4チーム。

ここまできたらどのチームも勝って絶対にドームの土を踏みたいところ。

村田クラブ、Fs、JAいちかわ、ヤンキースの4強が、

持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の行方を占ってみた。


さぁ、明日はついに準決勝です。

勝てばいよいよあの東京ドームが待っています。

ここまで来たら、どのチームも絶対に勝って、

ドームに行きたいところですよね。

夢舞台への最後の関門・準決勝の突破を目指して、

選手の皆さん、全力で頑張ってください。





▲柴田投手 ▲小宮選手
「気迫の投球と勝負強い打撃でチームを躍進させた立役者」 「ここ一番の局面で結果を出し続ける今夏のラッキーボーイ」


2度優勝のFsに絶好調・村田クラブが挑む
 優勝2回の名門・Fsに勢いのある村田クラブがどう挑むか。Fsは今大会、岩崎、小川、高桑ら複数の右腕が先発してきたが、先日の準々決勝・Circusとの大一番ではエース高桑が登板し完封。初回に挙げた1点を守りきるスミ1の試合で、大会でもお馴染みの相手エースの中須に投げ勝つ最高の形で締めくくった。また、打線もCircus戦で挙げた得点は初回の1点だけだったが、注目の強打者である1番・都築が3塁打で出塁し、頼りになる3番の佐藤がかえすというチームの典型的な得点パターンが見られ、強さを十分に感じさせた。対する村田クラブは勢いに乗っている。今大会ここまで逆転勝利の連続で、チーム全体に一体感が出てきた。この試合もやはり投打の中心・柴田の出来がチームの命運を大きく握る。柴田は準々決勝のDDJ戦では、緩急をうまく織り交ぜ2回以降を無失点に抑えた。この試合の相手は強打でしぶといFsだが、準々決勝同様に緩急を使い打たせて取れるかがポイント。また、打線がFsのエース高桑から少ない好機をモノにして柴田を早めに助けたい。


藤代選手 ▲高井選手
シュアなバッティングで右に左に長短打を連発する好打者 「太い腕っ節から放たれるパワフルな打球が魅力の強打者」



ともに今大会打線好調なチーム同士の初対決
 ともに強力打線を誇る。打撃戦が予想されるが、ここ一番での手堅さに慣れている分だけJAいちかわが若干優位か。JAいちかわはここまでの4試合ともに好調な打撃で勝利してきた。なかでも先日の準々決勝のミステリアス戦では、強打で鳴らす相手のお株を奪う猛打でV候補を圧倒した。昨年の優勝メンバーでもある1・2番の三山・木南のコンビが好調で、度々チャンスメイクが出来るのも大きい。また、今大会は打線の好調さからあまり目立たないが、ここ一番での盗塁やエンドランなどの機動力で得点できる術は軟式企業野球を長く続けていた分だけヤンキースを大きく上回る。一方のヤンキースの特長はビッグイニングを作れること。ここまで5試合で計35得点。満塁ホームランをはじめとして、走者を置いた場面で出る長打の確率が非常に高い。相手投手に重圧をかけ、たたみかける攻撃は圧巻だ。よってこの試合、必然的に勝敗のカギを握るのは投手陣。ここでも継投が得意な分だけJAいちかわが有利に思えるが、ヤンキースの左腕・佐藤も制球が安定した好投手だ。