ー頂点にはあと一歩届きませんでした |
『悔しい』の一言ですね。でも、精一杯やりましたので後悔はありません。 |
ー先制点を奪われ、追う展開になりました |
森はランナーを出してもそこを抑えるのが持ち味。きっちり仕事をしてくれました。2番手でマウンドにあがった丸山もいい仕事をしてくれましたね。 |
ー攻撃面を振り返ると、5回まで打者15人で2塁も踏めませんでした。相手の平澤投手の印象は? |
制球が良く、ストライク先行でリズムが良かった。『ファーストストライクから、当てにいかずにしっかり振りに行け』という指示でしたが、なかなか打てませんでした。 |
ーそんな中、4回に先頭の吉崎選手がチーム初ヒットで出塁。2球目に盗塁失敗となりましたが、あそこは思い切った作戦でしたね |
1死3塁の形を作りたかったので、いろいろと考えた上であそこは盗塁という選択になりました。結果は失敗しましたが、うちのスタイルである、ああいう攻めの気持ち、姿勢が6回につながりました。 |
ーその6回は、自身の出塁からチャンスを作り、代打・藤原選手の一打で同点に追いつきました |
自分は、『デッドボールでも何でもとにかく塁に出よう』という思いで打席に入りました。四球で出塁して2塁盗塁。盗塁は先ほど話した通り、4回に一度失敗していましたが、まったく迷いはありませんでした。そして1死2塁という形ができて、打席に藤原。彼が期待通りによく決めてくれましたね。 |
ー同点としさらに1死2・3塁で、代打の切り札・五味渕選手が登場。期待が膨らみました |
『中途半端なスイングはするな。お前の持ち味のフルスイングで行け!!』と言って送り出しました。結果は空振りの三振となりましたが、五味渕は自分のスイングを貫きました。みんなやることはやった。それでも負けるんですね・・・ |
ー同点のまま、ついに最後のシーンが訪れます |
もう言葉にはできません・・・ マウンドのマコ(鈴木投手)はいつも通りのモノ凄いボールを投げていました。自分が捕球できなかったばっかりに・・・
本当に申し訳ないことをしました。 |
ー今大会を振り返っていかがでしたか? |
ある意味では、最後で負けて良かったかもしれません。負けたことでチームがまた一段とグッとなりました。いい負けでした。先発オーダーや試合中の作戦も、適材適所でよりベストの選択となるよう考えて考えてやった中での結果ですし、一方で詰められる部分をもっと詰めていればという反省はあります。ただ、そこは逆に言えば、今のままでとどまらず、まだまだ上を目指せるということ。当然このままで終われませんし、うちのチームがこれで終わる訳がない。必ずまたこの舞台に戻ってきます。 |