第26回アークカップ関東草野球選手権大会は29日(日)、

いよいよベスト4による準決勝2試合が行われる。

憧れの舞台・東京ドームまであと1勝に迫った4チーム。

ここまできたらどのチームも勝って絶対にドームの土を踏みたいところ。

JAいちかわ、TOOLS、59's、UNITYの4強が、

持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の行方を占ってみた。


さぁ、今日はついに準決勝です。

勝てばいよいよ東京ドームが待っていますよ。

ここまで来たら、どのチームも絶対に決勝戦に行きたいところですね。

夢舞台への最後の関門・準決勝の突破を目指して、

選手の皆さん、全力で頑張ってください。





▲三山選手 ▲神矢投手
「走・攻・守の三拍子を備えるセンス抜群の切り込み隊長」 「フル回転の登板でチームの命運を託される今春の主戦」


持ち前の手堅い野球で、どちらが勝利の女神を引き寄せられるか
 ともに堅い守りで勝ち上がった。機動力があり、打撃でもここ一番の勝負強さがあるなど似たタイプの両チーム。接戦が予想されるが、下位まで長打力があるJAいちかわがやや優位か。JAいちかわは三山、木南の1・2番コンビの存在が大きい。高い走力があり、出塁すれば、たちまち得点圏へ進む。投手は右腕・平澤を始めタイプの異なる豊富な陣容を揃える。4回戦までで見せた継投策はもちろん、準々決勝で平澤が8回途中までマウンドを託されたように、いずれの投手も完投能力がある。先日の準々決勝で劇的な逆転サヨナラ勝ちをしたTOOLSには勢いがある。今大会はエース格・神矢を中心に、無失策のディフェンスを前面に押し立てロースコアの展開を競り勝ってきた。カギは得点力。これまでの戦いでは、走者が出れば必ずと言って良いほどバントで送るのが基本。特に準々決勝では得点シーンにはいずれも送りバントが絡んだ。この試合も手堅い攻撃で確実に得点したい。終盤まで小差の展開に持ち込めば、勝負強い守りが生き勝機も生まれる。


若林選手 ▲高野投手
類まれなるパワーで強烈な満塁弾を放った強打の象徴 「信条である粘り勝つ野球の中心を担う絶対的エース」



ここまでの戦い方が好対照の両者が、初の優勝戦をかけて対戦
 初出場ながら投打に充実している59’sに粘りの野球が信条のUNITYが挑む。59’sは山崎、穴久保、準々決勝で満塁本塁打を放った5番・若林らクリーンアップを中心に力のある打者が多い。ここまでの5試合で計17得点と好調だ。また59’sは一見、派手で大味な攻撃に見えるが、先取点を取りにいく場面ではきっちり送りバントを決める緻密さ、流れを引き寄せたい場面では思い切ってエンドランを仕掛ける大胆さなど、幅広い攻撃のバリエーションも持つ。エースの森も快速球を武器に打者を力でねじ伏せる圧巻のピッチングが出来る大会屈指の左腕だ。UNITYは好投手の森をどう攻略するか。森は左腕で球威もあるゆえ苦戦は免れないが、ときおり四死球で乱れる場面もあり、そこをどう畳み掛けられるかがポイント。狙い球を絞り、少ない好機を確実にものにして競り合いに持ち込みたい。比較的当たっている中軸の前に走者を出せれば好機は広がる。守りはエース高野に加え、準々決勝で今大会初登板した左腕・松下と左右の両投手が安定。ある程度失点は計算できる。