近づいた頂点
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第25回記念アークカップ関東草野球選手権大会は28日(日)、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 64チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 頂点はすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地に向け、8チームが生き残りを賭ける
さあ、今日はいよいよ準々決勝です。

夢舞台まであと2勝となりましたね。

ここまで来ればどこも強いチームばかりで、

楽しみなカードが並びました。

それでは『大会で一番面白い』と言われる

準々決勝の本日の試合、いってみましょう!!



<第1試合>
VS
(西東京市) (さいたま市)

◎みどころ ともに初のベスト8入りを果たしたフレッシュなチーム同士の対戦は、得点力抜群の大宮フェニックス打線を、ひばりBのベテラン右腕・岩上(淳)が抑えられるかがポイントだ。大宮フェニックスは、強打の4番・長岡を始め中軸に力のある打者が多く並ぶ。ここまで主に序盤から得点を重ね勝ち上がってきた。ひばりBは、これまで通り岩上(淳)を中心に接戦で終盤勝負に持ち込んで、大宮フェニックスの焦りを誘い出したい。岩上(淳)は今大会、準優勝経験のある2チームを相次いで完封するなど、ベテランらしく巧みな投球で打者を術中にはめるのがうまい。大宮フェニックスの強力打線をどう交わすかに注目だ。



<第2試合>
VS
(三鷹市) (川崎市)

◎みどころ 最激戦ゾーンを横綱相撲で勝ち抜くなど、力のある選手を多く擁するCircusに初のベスト8入りで勢いに乗る全力ルパンが挑む。Circusは今大会、1回戦で吉岡クラブの好投手・荒川を打ち崩してリズムを掴んだ。勝負強い主砲の杉山や大会でもお馴染みのエース中須が3試合で2つの完封勝利を挙げるなど、高い潜在能力のあるチームが今大会は投打にうまく機能している。全力ルパンは注目の剛腕エース・今村のピッチングにすべてがかかる。これまで通り低めに速球が集まれば、強打のCircus打線といえども簡単には打ち崩せないだろう。全力ルパン打線が今村を早めに援護できるかも焦点。



<第3試合>
VS
(流山市) (荒川区)

◎みどころ 鍛え抜かれた両チームの対戦となったが、今大会の安定感ではBig☆Bがやや上回る。特に打線が下位まで振れているのが大きい。当たっている打線に機動力を駆使した戦術がうまく機能して得点力が大幅に増した。投げては新加入のエース三上が毎試合のように安定感のある投球を見せており投打にスキがない。ボンバーズは春に主戦を務めたサイドハンドの右腕・中島がこの夏も健在。走者を背負っても要所を締めるピッチングで2試合連続完封と好調だ。打線は春ほどの圧倒的な凄みはないが、勝負どころできっちりタイムリーが出るなど得点力がある。試合は終盤までもつれる熱戦が期待できそうだ。



<第4試合>
VS
(立川市) (江東区)

◎みどころ 昨年の王者で優勝候補の筆頭であるFsに、春に続き連続でベスト8入りした若武者Le・Mansが挑む楽しみなカード。Fsはここまでの3試合をすべて逆転で勝利するなど、今大会は厳しい試合が続いている。この試合も同様の展開を強いられるようだと、勢いのあるLe・Mansにつけ込まれるスキがある。Le・Mansは2度にわたるコールド勝ちが示す通り、持ち前の長打力を武器に勝ち残った8強中ナンバーワンの得点力を誇る。中でも連日にわたってホームランを放つなど当たっている3番・灘部の前に走者を置ければチャンスだ。春に活躍したエース長濱も健在で、競り合いに持ち込めれば勝機も十分にある。