近づいた頂点
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第24回アークカップ関東草野球選手権大会は1日(日)、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 128チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 頂点はすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地に向け、8チームが生き残りを賭ける
さあ、今日はいよいよ準々決勝です。

ここまで来れば、どのチームも優勝が視野に入ってきますね。

楽しみなカードも多く組まれています。

選手の皆さん、ベスト4目指して頑張ってください。

それでは『大会で一番面白い』と言われる

準々決勝の本日の試合、いってみましょう!!



<第1試合>
VS
(草加市) (杉並区)

◎みどころ 勝負強いチーム同士で、好試合が期待される。TABOOはここまでのすべての試合を2回までに先取点を奪い、主に先発・高橋から抑えの永富につなぐ投手リレーで逃げ切ってきた。攻撃の中心は5番の川嶋。シュアな打撃で連日のようにタイムリーを放っており、川嶋の前に走者を出すことができればチャンスだ。またこれまで同様、この試合も相手の好投手・輝咲を早い回で攻略し、得意の必勝パターンに持ち込みたい。対する神様は、1番から9番までムラなくバットが振れている。核弾頭の岑らが足を使った攻めができるのも強みだ。出塁すれば積極的に仕掛けて、高橋-永富コンビの動揺を誘いたい。



<第2試合>
VS
(習志野市) (朝霞市)

◎みどころ 実力チーム同士の対戦。ともに投手の踏ん張りで勝ち上がってきただけに、打線の出来が勝敗を分ける。球嵐は今大会、3番山口、4番竹村の左右の主軸が好調。とくに3番の山口は、ここまで勝利打点を挙げた試合が多く勝負強さは群を抜く。今度の相手は稲葉ベースボール倶楽部の好左腕・斉藤。各打者が鋭いスライダーをいかに見極めるかがポイントだ。大振りをせず、中堅から右方向への打球を徹底し、好調を維持している中軸の前に走者をためたい。稲葉ベースボール倶楽部は、犠打や盗塁を積極的に仕掛けて1点を取りにいく野球が徹底されている。常に先手を取って斉藤を楽に投げさせられれば有利だ。



<第3試合>
VS
(桐生市) (中央区)

◎みどころ K.O.J.Bは大会が進むにつれて完成度を高めている。ここまで打撃で圧倒した試合や緊迫とした投手戦など、内容の違う展開をいずれも強さを発揮して勝ち切ってきた。大黒柱の久保田も気迫あふれるピッチングで、今大会いまだ無失点と抜群の安定感を誇る。打線も1番から9番まで切れ目がなくチャンスにしぶとい。この春は久々に2年前の準優勝時の迫力を感じさせ、総合力では優位に立つ。対するジェイジャーズは今大会、1試合平均6得点以上を叩き出すなど打線が好調なだけに、久保田の立ち上がりをとらえて打ち合いに持ち込めば勝機が見える。コンパクトな振りで中堅から逆方向への意識を徹底したい。



<第4試合>
VS
(荒川区) (江東区)

◎みどころ ボンバーズの強力打線をLe・Mansの右腕・長濱がどこまで抑えられるか。ボンバーズ打線は活発。4試合で23得点を挙げ、毎試合のように長打が飛び出すなど、上位から下位まで切れ目のない打線は脅威だ。投手陣は、先発した2試合をそれぞれ完全試合、ノーヒットノーランとまったく隙のないピッチングを続ける中島を始め3人の強力な右腕を擁する。先行すれば優位。Le・Mansは接戦に持ち込みたい。長濱は2回戦から3試合連続完封と絶好調。ただ打線は初戦こそ25得点と爆発したが、その後は3試合で4得点とやや当たりが止まっているのが気がかり。長濱を早めに援護出来るかがポイント。