第21回アークカップ関東草野球選手権大会は6日(日)、

いよいよベスト4による準決勝2試合が行われる。

憧れの舞台・西武ドームまであと1勝に迫った4チーム。

ここまできたらどのチームも勝って絶対にドームの土を踏みたいところ。

岬クラブ、とらひげ、Fs、DELTAの4強が

持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の行方を占ってみた。
ついにきました!!

ドームまでいよいよあと1つ

最後の一球まで諦めずガンバって!!







第 1 試 合
▲善財(理)選手 ▲白崎投手
「精神的支柱としてナインを激しく鼓舞するMr.岬クラブ」 「円熟味を増しますます投球術が冴え渡る絶対的エース」


長打力のあるとらひげ打線を岬クラブ・石川がどう抑えるか
 ともに力のある打者が揃うが、長打力でとらひげに分がある。とらひげはここまでの5試合で16得点。序盤戦はつながりが悪かったが、4回戦で優勝候補のピエロを下してから歯車がかみ合い出した。準々決勝では2ケタ安打でGLARE'04を圧倒した。チームリーダーの平松は準々決勝で先制された直後に同点犠飛を放つなど攻守に絶好調。9番までどの打者にも長打力があり、近年鳴りを潜めていた強打が、本来の姿を取り戻している。投手力もお馴染みのベテランエース白崎が絶好調。腕が振れ、決め球のスライダー、シュートが面白いように決まる。ピエロ、GLARE'04と強豪との対戦が続いたここ2試合を1失点で乗り切った。岬クラブは大物打ちこそいないが機動力をうまく駆使した野球で勝ち上がってきた。準々決勝の吉岡クラブ・望月らここまで好投手をうまく崩しており、白崎相手でも少ないチャンスをものにする力はある。カギは岬クラブの右腕石川だ。ここまでの5試合で失点は2。コーナーを巧みに突くうまい投球が出来れば戦える。勝負の分かれ目は中盤の攻防か?とらひげが取れば一方的な展開も。岬クラブが奪えば、両チームの意地がぶつかる好ゲームが期待できる。



第 2 試 合
大元選手 ▲野田選手
抜群の野球センスが光る、俊足巧打のリードオフマン 「冷静なリードでエースの持ち味を存分に引き出す女房役」



堅実野球のFsか? 勢い十分のDELTAか?
 昨年春の準決勝の再現。そのときは1点ビハインドの最終回に一気に5点を挙げたDELTAに軍配が上がったが、さて今回はどうなるか。まずポイントは、Fsの豊富な投手陣をDELTA打線が崩せるかどうか。Fsは高桑を筆頭に小川、奈良ら力のある投手が多く並ぶ。今大会は高桑がエース格でマウンドに上がっているが、誰が投げても試合を作れるのは大きい。打線は本来のつながりはやや影を潜めているものの、主軸の佐藤、入田らに走者を置いた場面でつながれば得点力は増す。一方、勢いのつく勝ち上がり方を見せているDELTAも総合力では負けていない。その中心はなんといってもエースの阿久津。今大会は走者を置いた場面でも冷静な投球で失点をしない粘り強い投球が光る。また、打っては先日の準々決勝、優勝候補のTNCスパークス戦で土壇場の最終回2死からサヨナラホームランを放つなど投打に大活躍。まさにラッキーボーイ的な働きを見せている。準決勝でも当然この阿久津の投打に渡る出来がポイントになることは間違いない。力はほぼ互角。堅守でソツのない野球を見せるFsが経験の差でやや上回っている感はあるが、最後まで息の抜けない試合になりそうだ。