栄冠目指し16チームが生き残りを賭ける
▲Fsが誇る強力投手陣 vs とらひげ自慢の重量打線
<Cブロック: とらひげ vs Fs>
▲ベスト8入りを賭けた春の再戦
<Dブロック: ヤンキース vs 立川クラブ八丁会>

選手の皆さん、
ベスト8まで
いよいよ
あと1勝です。

マリンまでは
あと少し。

どのチームも
全力尽くして
最後までGo!!
8強入りへ本日4回戦

 夢の頂点を目指す第19回アークカップ関東草野球選手権大会は、2ヶ月間の中断をはさみ、11月2日(日)にいよいよ再開される。ここまでに参加128チームが16チームに絞られ、終盤戦から再スタート。2日は勝ち残った16チームによる4回戦8試合が行われる。

 今大会は2ヶ月間の中休みがあったものの、順調に日程を消化。大会のここまでを再度整理してみると、昨年の優勝チームで大会を代表する強豪のピエロ(世田谷区)、投手中心に守りの野球で常に上位に顔を出すTOOLS(荒川区)、お祭り野球で人気・実力とも高い神様(品川区)が敗れるといった波乱こそあったものの、優勝候補と言われる強豪チーム、上位進出の常連と言える中堅チームが比較的順調に勝ち残っている印象が強い。

 春の優勝チームで今大会も優勝候補の筆頭と目されているTNCスパークス(荒川区)、打線の破壊力は大会随一と言ってよい強打のヤンキース(世田谷区)、ベテラン左腕・春日を擁する昨年準優勝のCHOTTO CHIGAUZO(新宿区)、悲願の初優勝を今大会こそ果たしたい強豪のGLARE'04(足立区)、3度目の頂点を目指す名門のとらひげ(新宿区)、上位進出の常連・Fs(立川市)など、過去に大会を何度も沸かせてきた有力チームが数多く残っている。

 また、この強豪チームに加え、エース永富を軸にこれまでに幾度となく阻まれた悲願のベスト8進出の壁に挑むTEAM ByBLOS(戸田市)、昨年のベスト4コンビのGreen horn's(世田谷区)と、試合巧者のとん吉(北区)もともに再びベスト16に顔を出している。さらに豪腕エース・坂本を中心に2大会連続でベスト8入りを果たしている強豪のビコークラブ(さいたま市)、打ち出したら止まらない勢いのある打線が売りのFIRE(足立区)、2回戦で春8強の難敵・岬クラブ(いすみ市)を下す金星を挙げた立川クラブ八丁会(立川市)らも勝ち残っている。さらに攻守に高い次元でバランスが取れ、3回戦では優勝候補のピエロを下し一躍注目を集めたG-dash(流山市)、エース望田を中心に守りが堅い吉岡クラブ(川口市)、3回戦で5点のビハインドを跳ね返す大逆転劇を演じるなど粘りが信条のめいぼう2号店(船橋市)、好調な打線を武器に上位を狙うDrugs(大田区)らの戦いぶりにも注目したい。

 そういった中で今後の展望だが、強豪チームが多く残っているとはいえ、やはり春の優勝チームで連覇狙うTNCスパークス(荒川区)をどこが止めるかがまずは最大の焦点になってくるだろう。その候補としては春にTNCスパークスをあと一歩のところまで追いつめた強打のヤンキース(世田谷区)、初出場ながら強豪のピエロに快勝するなど不気味な力を秘めるG-dash(流山市)、一応以上の3チームがこれまでの戦いぶりから推測すると今後の戦いの中心になりそうだ。

 そしてこれからはいよいよ勝ち上がったチーム同士による激しい潰し合いが繰り広げられ、今大会もようやく終盤戦を迎える。大会中でもっとも苦しく、勝負どころと目される4回戦をいかに勝ち抜くかが優勝戦進出へのカギとなりそうだ。









VS
(船橋市) (戸田市)

 TEAM ByBLOSはエース永富を軸に今大会いまだ無失点と投手陣が好調。打線も一発長打が出るなど切れ目がない。これまで幾度となく阻まれたベスト8の壁を今度こ打ち破れるか。めいぼう2号店は2回戦で競り合いをしぶとく抽選勝ちすると、3回戦ではつなぎの野球で5点のビハインドを跳ね返す大逆転劇を見せるなど、接戦には滅法強い。。



VS
(流山市) (足立区)

 強力打線がぶつかり合う好カード。初出場ながらG-dashは攻守に高い次元の選手を多く揃えバランスの取れた好チーム。3回戦では優勝候補のピエロに強打で襲い掛かり逆転勝利をおさめるなど、一躍注目を集める存在となった。一方のGLARE'04は序盤戦こそは1点を争う厳しい試合が続いたものの、きっちり勝ち進んで来るあたりはさすが強豪だ。



VS
(足立区) (新宿区)

 CHOTTO CHIGAUZOのベテラン左腕・春日を強力打線が売りのFIREがどう打ち崩すか。FIREは今大会の戦いぶりを見ていると先行して逃げ切るのが必勝パターンとなっている。よって1・2番コンビの出塁が攻撃の鍵を握るだろう。相手が春日だけに早めに先制点を奪って試合を優位に進めたい。接戦必至の好勝負が期待できそうだ。



VS
(川口市) (世田谷区)

 Green horn'sの打線と吉岡クラブのエース望田の対決に注目が集まる。Green horn'sは持ち前の長打力で一気にビッグイニングを作れる切れ目のない打線が売り。エース木村もコーナーを突く丁寧なピッチングが今大会も健在。吉岡クラブは3回戦を抽選勝ちし勢いに乗っている。望田が序盤をしのげれば勝機がぐんと広がる。



VS
(新宿区) (立川市)

 名門チーム同士がぶつかる4回戦屈指の好カード。勝負のポイントはとらひげの打線 対 Fsの投手力というわかりやすい図式だ。とらひげは迫力満点の中軸を中心にどこからでも一発長打が飛び出す重量打線はいまだ健在。一方のFsは小川、奈良、高桑をはじめとするタイプの異なる投手を複数擁し、その投手層の厚さは今大会でもナンバーワンだ。



VS
(荒川区) (北区)

 春夏連覇を狙う王者・TNCスパークスに昨年ベスト4のとん吉が挑む。TNCスパークスはその実力におごることなく、貪欲に次の塁を狙う姿勢が一層徹底され、史上初の春夏連覇へ死角はない。対するとん吉は今大会、左腕・細谷が大車輪の活躍でチームを引っ張る。打線が少ないチャンスをきっちり生かせるかが優勝候補を倒すポイントになるだろう。



VS
(大田区) (さいたま市)

 3大会連続してベスト8入りを果たしたビコークラブが総合力で上回る。大黒柱であるエース坂本が今大会も健在で失点が計算できるのが大きい。打線も大技小技をうまく織り交ぜワンチャンスをきっちりモノにする試合巧者だ。Drugsは好調な打線を武器にこの夏3連勝。この試合でも好球必打を徹底していき早い回で何とか坂本を攻略したい。



VS
(世田谷区) (立川市)

 今年春の大会の5回戦の再現。そのときはヤンキースが立川クラブ八丁会のエース別府に3本のタイムリーを浴びせ5-0で完勝した。この試合もヤンキースが優位と見えるが、春のリベンジに燃える別府がどのような投球を見せるかがこの試合の最大の焦点だ。また、立川クラブ八丁会は2回戦で春ベスト8の岬クラブを下すなど勢いに乗っているのも心強い。