3月6日に行われた組み合わせ抽選会で、参加256チームの初戦の対戦カードが決まった第18回大会。

今春の栄えある優勝チームは?

はたまた優勝戦の舞台である東京ドームに進出する2チームはどこになるのか?

ここでは、決定したトーナメントの各ゾーンごとの見どころを探ってみた 。



●Aブロック

群雄割拠の混戦ブロック
 昨年ピエロを破りベスト4に進出したTOOLS(荒川区)は比較的恵まれたゾーンに入った。順当なら4回戦進出は堅い。そのTOOLSと4回戦で対戦するのは、昨秋4強のとん吉(北区)、速球派エース・市村を擁する土浦パワーズ(土浦市)あたりか。その上段はさらに混戦模様だ。過去の実績からすれば強豪のFs(立川市)が一番手だが、ともに勝ち上がれば2回戦で対戦が予想されるセブンスターズ(千葉市)も投打ともにハイレベルで予断を許さない。左ゾーンは強打の高洲サタンズ(千葉市)が中心と見られるが、下段に有力チームが集まった。強打者・柴代が打線を引っ張るジョルターヘッズ(新宿区)、センス抜群の山崎兄弟が率いる山光ブルーレイズ(足立区)、大物食いが得意なとんねるず(大田区)東京カインド(新宿区)などが激しい上位進出争いを繰り広げそうだ。



●Bブロック

連覇へピエロ「死のブロック」
 昨年秋に優勝を争った王者・ピエロ(世田谷区)と準優勝のCHOTTO CHIGAUZO(新宿区)が順調に勝ち上がれば3回戦で早くも激突するなど、強豪チームがひしめく。この優勝戦の再現を勝ち抜いたチームに挑むメンバーもまた有力チームが揃う。初出場ながら潜在能力の高いJA市川市(市川市)、出場チームの中でも上位の強力打線を誇る蔵星(台東区)、また近年着実に力をつけ今大会で一気に悲願の初Vを目指すTEAM ByBLOS(戸田市)、投打にまとまる強豪・岬クラブ(夷隅郡)など、どこが抜け出し昨年の上位2強に挑戦するかに注目が集まる。右のゾーンは投打にチームを引っ張る坂本の存在が心強いビコークラブ(さいたま市)、肩の故障から復活した右腕・大畑、技巧派の岡田らがチームを牽引するYamada Company(足立区)が中心になりそう。



●Cブロック

TNC、とらひげ3回戦で激突か?
 昨年の優勝チーム・TNCスパークス(荒川区)と過去優勝2回の名門とらひげ(新宿区)が、勝ち上がれば3回戦で早くも激突する組み合わせに注目だ。ともに社会人野球で実績を残した選手が数多く並び投打ともにハイレベル。草野球の次元を超えた激しい一戦になるのは必死だ。また、このゾーンにはベスト8の常連である武田ジェッツ(杉並区)、昨秋初出場でいきなりベスト4入りし旋風を巻き起こしたGREEN HORN'S(世田谷区)、過去に上位進出の実績がある四ッ葉倶楽部。(さいたま市)GHOUL(三郷市)らも入った。反対ゾーンは混戦だ。昨年8強のFIRE(足立区)が軸になりそうだが、ともに勝ち上がれば2回戦で当たる名門ウィルス(世田谷区)との一戦は実力伯仲の好ゲームが予想される。浅草魂(台東区)ジャピン(小平市)らも実力のある好チームだ。



●Dブロック

強豪チームが揃う、見ごたえ十分のゾーン
 初戦からの注目チーム同士の対戦はなかったが、右ゾーンに強豪チームがズラリ揃った。昨年準優勝のヤンキース(世田谷区)はエース土屋ら様々な修羅場を経験した選手が多く、戦力は充実。悲願のアークカップ制覇を目指すGLARE'04(足立区)もエース・大根原を中心に投打のレベルが高い。順当にいけば5回戦でヤンキースとの大一番が実現する。このゾーンにはその他、昨年ベスト4のジェニオン(土浦市)、秋にTNCを下し脚光を浴びたブルーサンダース(戸田市)、試合巧者の名門Jet's(世田谷区)、初出場ながら頼りになるエース真通がいるBig☆B(流山市)、このところメキメキと力をつけてきたJA田中(柏市)らが名を連ねる。左ゾーンは3大会ぶりに復活した人気チーム・神様(品川区)、上位進出経験豊富のエンドレス(浦安市)の戦いぶりに注目だ。



今大会、ベスト8に進出する8チームは果たしてどこか?