いよいよ明日決戦!
決戦を前にした両軍監督を直撃!!

TNCスパークス
永森 秀人
監督
DELTA
家倉 宏太郎
監督
勝って歴史に名を残したい “祭り”の盛り上げがすべて
3年連続3度目の決勝戦ですが、今の心境を
いつも感じることですが、決勝戦だけは趣が違う。しっかりと勝つことを目標にしないと勝てないのが決勝戦。何となくとか、無欲でとかでは勝てない。当然、優勝を狙っていきます。
昨年は春優勝の後、夏はまさかの2回戦敗退でした
あの敗戦で、改めてきっちり準備をして臨まないといけないということを、みんなが痛感しました。貴重な経験でしたね。今大会は序盤から素晴らしいチームと対戦できて、緊張感を持ちながらここまでくることができました。
相手は勢いに乗るDELTAさんですが?
DELTAさんはベンチも含め一丸となって向かってくる素晴らしいチームだと思います。全員のベクトルが同じ方向を向いていて、それが結果につながっているんだと思いますね。
どのような試合が理想ですか?
うちは90%以上がバッテリーにかかってます。彼らが責任を果たして、守りの野球に持ち込めれば結果は出せると思います。あとは、やっぱり序盤の3回までに何とか先取点が欲しいですね。幸い怪我人もなく万全の状態で臨めそうですし、手応えは高いものがあります。
ポイントとなる選手は?
あえて誰というのはありません。ただ、初回の攻撃で1・2番がどういう動きを見せてくれるかには注目していますね。先発ピッチャーも今のところ迷っています。去年と違って(笑)、今年はコマも豊富で、うれしい悲鳴ですね。
勝てば史上3チーム目の春連覇となります
一発勝負は分かりませんからね。これまで何度苦い思いを経験したことか(笑) そういった意味からも、受けて立つとかそんな気持ちは一切ありません。全力で戦うだけです。うちはピークをとっくに過ぎた年寄りばっかりなので(笑)、年齢的にも次がある保障はないので、歴史に名を残すためにも、勝って締めくくりたいですね。
ここまでの快進撃、見事でした
勢いでここまできたという感じですね。トーナメントを勝ち上がるたびにチームとしてどんどん進化を果たせました。
選手の状態はいかがですか?
先週の日曜日に紅白戦をやりましたが、故障者も復活してきましたしモチベーションも上がってきて、ベストの状態で臨めそうです。
相手は昨年の覇者であるTNCさんですが?
軟式のプロといった印象ですね。個々の役割が徹底されていますし、組織として完成している。短く持って当てたり転がしたりする攻撃や次の塁を狙う姿勢など、スキがありませんね。挑戦したいことは、高校の大先輩のキャッチャーの小椋さんから、ぜひ盗塁を決めてみたい。そのために毎晩走りこんでいます(笑)
どのような展開に持ち込みたいですか?
仕事でも何でもそうだと思いますが、雰囲気作りがすべてですね。準決勝の最終回の逆転劇など、あの勢いこそがうちの真骨頂。我々の中では“男祭り”と呼んでいますが、ベンチのメンバーがどれだけ祭りを盛り上げてくれるかが勝負だと思います。
オーダーは決まっていますか?
「バッティングセンターに行ってきた」とか「俺を使ってくれ」とか、このところ毎日選手からのアピールのメールや電話が鳴り止まないんです(笑) うちは人数も多いので、どう選手たちを使い分けるか、今でも頭を悩ませています。
勝てば初出場で初優勝の快挙達成ですが?
我々の小中高の恩師でありDELTAの総監督でもある中村力男氏が、実は一年前に他界しました。一度も袖を通すことができなかったユニフォームですが、ドームにはそれを持って行くつもりです。屋根があるので天国からは見えないかもしれませんが、恩師に捧げるためにも、全力で勝ちにいきます。自分たちには失うものは何もないし、プレッシャーもありません。チーム全員、てっぺんを見ています。