近づいた東京ドーム
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第18回アークカップ関東草野球選手権大会は4日(日)、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 256チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 決勝の地・東京ドームはすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地・東京ドームに向け、8チームが生き残りを賭ける
いよいよ大詰め、

今日は準々決勝です。

ドームまで残すはあと2つ!!

ベスト8の皆さん、がんばってください。



<第1試合>
VS
(さいたま市) (夷隅郡)

強力打線を封じられるか
◎みどころ 強力な岬クラブの打線を、ビコークラブのエース坂本が抑えられるかが焦点になる。岬クラブは5回戦まで平均6得点以上をたたき出している。CHOTTO CHIGAUZO戦では序盤から好投手・春日を攻略するなど上り調子だ。対するビコークラブの坂本は直球に威力がある。これまで通り内角を攻める強気な投球で強力打線を封じ込みたい。岬クラブの先発は石川か。ここまで各試合で好投を見せているとはいえ、立ち上がりにやや不安がある。ビコークラブは序盤で先行し、小差の攻防から勝機を見出したい。



<第2試合>
VS
(荒川区) (世田谷区)

あれから1年、優勝戦の再現
◎みどころ 昨年春の優勝戦の再現。投打ともレベルの高い両チームだが、鍵を握るのはヤンキースの強力打線と相対するTNCスパークスの投手陣の出来。ヤンキースは主砲の土屋をはじめ、井倉、広瀬ら長打を打てる選手が多く下位まで気が抜けない。TNCスパークスは好投手が揃っているとはいえ今大会はいまひとつ先発の軸が定まっていないだけに、2〜3失点する覚悟は必要だ。早めの継投で強力打線の目先をかわしたい。好投手・土屋と対する打線は核弾頭の浅場、主砲の永森らを軸に全員がムラなくバットが振れている。



<第3試合>
VS
(品川区) (立川市)

好右腕に挑む左打線
◎みどころ 神様の好投手・輝咲をFs打線が打ち崩せるか。輝咲は威力のある直球に加え豊富な変化球を併せ持ち、果敢な内角攻めと鋭いスライダーで三振を奪える。毎試合被安打も少なく、ある程度失点が計算できるのは大きい。対するFsは、右腕・輝咲をベテランの佐々木を中心とした左打者がどう対応するかがカギだ。高めのボール球をよく見極め、好球必打で輝咲を攻略したい。打線は神様の方が試合を重ねるごとに上向いてきた。出塁率の高い1番・川原を飯野、武井らで形成する中軸がいかにかえすかがポイントだ。



<第4試合>
VS
(世田谷区) (渋谷区)

両軍投手陣に安定感、投げ合いの展開か
◎みどころ ともに投手の踏ん張りで勝ち上がってきただけに、打線の出来が勝敗を分ける。ウィルスは強打の左打者・杉本が中心。まずはいかに杉本の前に走者を出せるかポイントだ。また、その他の打者は犠打や盗塁も積極的に仕掛けて1点を取りにいく野球が得意。常に先手を取って試合を優位に進めたい。対するDELTAは、5回戦の全谷塚野球倶楽部戦で軟投派の投手をやや打ちあぐねた。この試合は大振りせず、中堅から左方向への打球を徹底し、主砲・割田を中心とした好調を維持している中軸の前に走者をためたい。