11.25 (日) 優勝戦
個人表彰


最優秀選手賞〜大会MVP〜
中須 健太郎 選手
ピエロ


▲大会MVPの栄冠は、ピエロ・中須投手に決定。今年更なる進化を遂げたエースはその怪腕をうならせ、常勝軍団のマウンドを最後まで守り抜いた
○中須投手
 
この日スピードガン表示でMAX140`を記録するなど、大会の速球王の名に恥じない素晴らしい投球を演じた鉄腕は見事にMVPを獲得した。「今日はスピードガンがあったので普段より燃えました。球速を測るのは高校時代以来だったので楽しかったです」とスピードを意識した本日の優勝戦。続けて、「140`を超えたのを確認できてからはなんか一区切りついたというか安心して、残りの投球はコントロールを重視しました。その結果、丁寧に投げることが出来ました」と、この日の快投の要因をそう話してくれた。最後に優勝戦の8回まで無失点で切り抜けた今大会を振り返って、「悪いなりに抑えられる投球を心がけるように常にしていました。また、勝負どころで三振を取れたのも大きかったですね」と輝かしい好投の毎日を冷静に振り返っていた。


優秀選手賞
伊藤 亜希人 選手
ピエロ

敢闘賞
春日  選手
(CHOTTO CHIGAUZO)

一振りで試合を決める類まれなる勝負強さは決勝の大舞台でも健在だった ▲惜しくも初Vはならなかったが連日の快投で文句なしに自身2度目の敢闘賞
○伊藤選手
 今大会No.1の天才打者はこの日も劇的な逆転サヨナラ2塁打を放つなど、大仕事を当たり前のようにこなした。「最後の打球はちょっと上がりすぎたかなと思ったのですが、外野の動きを見ていたら抜けたかなと思いました。ここまでの打席では、とにかく普通の感覚で打っていたらみんなフライになってしまっていたので、ボール1個分上を打つつもりで打ちました。その結果が最高な形となって良かったです」と高いレベルで臨んだ最後の打席をそう振り返っていた。「軟式は硬式とは違った点数の取り方が求められるので、まだまだ点数をとれる打者になれるよう来年も頑張りたいですね」と最後もレベルの違うコメントで締めくくってくれた。
●春日投手
 大会屈指の左腕はこの日も強力打線を相手に再三のピンチを切り抜け、さすがと思わせる見事な投球を見せた。「今日は2点リードしていけるかなと思ったのですが、8回あたりからまともなボールが行かなくなって、どこかで点数は取られるかなとは思っていました。それがよりによって大事な9回に取られてしまい、チームに申し訳ないです」と開口一番、この日の投球をそう振り返った。しかしこの日は敗れたとはいえ、今大会の数々の好投はけして色あせることはない。「中須君の140`を見て、昔はあれぐらい行けたかなと思いましたが、自分は121`・・・ やはり違うなと思いました(笑)」 最後は笑いを交えながら笑顔で語ってくれた。