準々決勝 第３試合
| 10月21日（日） |
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計 |
| ピエロ |
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2 |
| ＤＡＮＴＥ |
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２死からの四球が明暗分ける 今春大会３回戦の再現となったこの試合は、ピエロが雪辱に燃えるＤＡＮＴＥを前回同様完封勝利で退け、王者の貫禄を見せた。ピエロ・中須、ＤＡＮＴＥ・宮本、両エースの好投で試合は序盤から１点を争う緊迫の展開。試合が動き出したのは４回だった。ピエロは、ヒットと牽制悪投で無死２塁とすると、６番寺山の浅いライトフライで２塁走者がタッチアップ。果敢な走塁で１死３塁と絶好機を作り出す。がしかし、ここはＤＡＮＴＥ・宮本が自慢のシンカーで打者のタイミングを外すなど巧みな投球で後続を打ち取り、得点はならなかった。ピンチを脱したＤＡＮＴＥはその裏反撃を開始。１死後、２番外川がヒットで出塁すると、３番髙﨑は手堅くバントで走者を２塁に進める。さらに次打者の時、意表を突く３盗を決めチャンスを広げるが、期待の４番雨宮が三振に倒れ、こちらも得点を奪えない。そして迎えた６回、ついにその重い均衡が破れる。ピエロは２死から２番浅海が粘った末に四球を選び出塁を果たすと、ここで打席には３番の伊藤。「狙っていた」というその初球を叩くと、これがライト線を弾丸ライナーで破るタイムリー３ベースとなり、まず１点。さらに続く４番中村も追い込まれながらもレフト前に弾き返し、ピエロが終盤で貴重な２点をもぎ取った。投げてはエース中須が、最終回を３者連続三振で締めゲームセット。ピエロが優勝した第14回大会以来となる３大会ぶり２度目のベスト４進出を果たした。 |
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○ピエロ・平野監督 |
| 「浅海の四球が明暗を分けましたね。あそこで試合の流れをつかんで、一振りで決めた伊藤の読みは素晴らしかった。ここまで来ると点は取れない。そこで相手をどう崩していくかが重要になってくる。各自がチームのために何をすべきかを考えてやってくれました。中須もエースの自覚が出てきて、大人になってきましたね」 |
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○ピエロ・伊藤選手 |
| 試合を決めた一打を振り返り、「あの場面は、気持ちを追い込んで、どこに打ったら得点できるのかを考えました。ちょうどライトが右中間寄りに守っているのが見えたので、ライト線を狙って打ちました。完璧でした。優勝するには負けは許されない。試合の流れでポイントをつかんで、自分は打点を挙げてチームに貢献したいです」 |
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●ＤＡＮＴＥ・髙﨑副主将 |
| 「ワンチャンスで１-０で勝つ予定だったんですが（笑） ピエロさんはやっぱり強かったです。自分たちとは違って、バットの振りが凄かった。でも、春は６-０で負けたのに対して、今回は２-０。チームとしての成長を感じます。ベスト８にも入れたし、階段は着実に上がってます。また次ですね」
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○ピエロ・中須投手 |
| この日も完封劇で、今大会いまだに無失点を継続中。「初球から真っ直ぐ狙いできたので、今日は無理に三振は狙わず、打たせて取りました。サドンは嫌だったので、２点の援護は心強かったですね。春は１点を取られて悔しい思いをしたので、今回は１点も取られないような準備をしています。当然、優勝しか考えていません」 |
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●ＤＡＮＴＥ・宮本投手 |
| 「２死からの四球はやっぱりダメですね。ストライクが欲しかったところで、甘く入ったストレートを見事に打たれました。終盤になってスタミナが切れて、球威が落ちましたね。同じチームに２度負けてしまって・・・
メチャメチャ悔しいです。鍛え直して、次こそは借りを返します」と唇をかみ締めて。
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