3月8日に行われた組み合わせ抽選会で、参加256チームの初戦の対戦カードが決まった第16回大会。

今春の栄えある優勝チームは?

はたまた優勝戦の舞台である東京ドームに進出する2チームはどこになるのか?

ここでは、決定したトーナメントの各ゾーンごとの見どころを探ってみた 。



●Aブロック

秋の準優勝・TNCスパークスが軸
 昨年秋の準優勝TNCスパークス(荒川区)は比較的恵まれたゾーンに入り、順当なら5回戦進出は堅い。その5回戦で顔を合わせるのは、好投手江畑を擁するGスルー(東松山市)、ベテラン右腕・市村がいるFive Beers(川口市)、初出場ながら力のある球嵐(習志野市)土浦パワーズ(土浦市)あたりか。左ゾーンは昨年の関東草野球リーグ・特別部を制した醍醐製作所グーフィーズ(練馬区)が軸。しかし醍醐は初戦で好チーム・Team Williams(武蔵野市)と当り、2回戦では2年前の準優勝チーム日油技研工業(川越市)と対戦する可能性がある。その他、名門・習志野バブルス(習志野市)Jet's(世田谷区)なども入り、勝ち進んでも気の抜けない戦いが続く。



●Bブロック

DANTE×野郎BCは1回戦屈指の好カード
 DANTE(福生市)野郎BASEBALL CLUB(さいたま市)の対戦は1回戦屈指の好カード。互いに好投手を擁しており、双方の打線がどう立ち向かうか。この勝者が勝ち進むと、3回戦で対戦が予想されるのが昨年の覇者・ピエロ(世田谷区)。この3チームに加え、復活したTeam Rookie(葛飾区)、昨年ベスト8の林工業(柏市)、投打にまとまりがある全谷塚野球倶楽部(葛飾区)がこのブロックでは有力か。左ゾーンは初出場ながら優勝候補の一角に挙げられているSRB(町田市)を上位進出経験が豊富な浅草魂(台東区)、近年の活躍がめざましいれぐるす(墨田区)、カージナルス(さいたま市)、中央BOYS(川崎市)らが追う展開か。



●Cブロック

群雄割拠の混戦ブロック
 実力伯仲の混戦ブロック。左ゾーンは昨年秋の4強・エンドレスを軸に、秋にベスト16進出と大躍進を遂げたJA田中(柏市)、古豪の和名ヶ谷フレンズ(松戸市)、初戦でエンドレスと対戦するが力のあるめいぼう2号店(船橋市)らが戦いの中心になりそうだ。右ゾーンは高いレベルで競い合う強豪が揃った。昨年準優勝のTOOLS(荒川区)、同じくベスト4の高洲サタンズ(千葉市)、過去の実績が十分のFs(立川市)蔵星(台東区)らが上位進出を賭けて激しくしのぎを削りそうだ。この4強を山光ブルーレイズ(足立区)79's(松戸市)皇帝(葛飾区)らが追う。



●Dブロック

好チームが揃う、見ごたえ十分のゾーン
 名門・四ッ葉倶楽部。(さいたま市)は勝ち上がると2回戦で立川クラブ八丁会(立川市)、4回戦では練馬アドベンチャーズ(練馬区)マグナム(船橋市)の勝者とあたる可能性があり予断を許さない。5回戦では武田ジェッツ(杉並区)ラリッパーズ(船橋市)ヤンキース(世田谷区)らが待ち受ける展開か。右のゾーンは上段に有力チームが集まった。昨年ベスト4の足立ホークス(足立区)に秋の16強・ジョルターヘッズ(新宿区)TEAM ByBLOS(戸田市)、初出場ながら力のある桜ヶ丘歯科センター野球部(つくば市)ら強豪チームが集まった。下段は優勝2回のとらひげ(新宿区)が比較的恵まれた組み合わせとなっており、上記のチームを5回戦で迎え撃つ公算が強い。



 以上、全部ブロックの組み合わせや過去の実績を踏まえると、ベスト8は一応、習志野バブルス(習志野市)、TNCスパークス(荒川区)、SRB(町田市)、ピエロ(世田谷区)、エンドレス(浦安市)、高洲サタンズ(千葉市)、武田ジェッツ(杉並区)、ジョルターヘッズ(新宿区)が有力と見るが、毎年意外な新鋭チームが上位進出を果たしており、まったく予断は許さない。果たして結果は?