3月9日に行われた組み合わせ抽選会で、参加256チームの初戦の対戦カードが決まった第14回大会。

今春の栄えある優勝チームは?

はたまた優勝戦の舞台である東京ドームに進出する2チームはどこになるのか?

ここでは、決定したトーナメントの各ゾーンごとの見どころを探ってみた 。



●Aブロック

Aブロック・左ゾーン
 昨年準優勝の日油技研工業(川越市)を軸に展開しそうだ。日油技研工業は初戦で同じく準優勝経験のある三和ロイヤルズ(武蔵野市)と対戦。この準優勝対決を制すれば順当に勝ち上がりそうだ。これを追うのは、勝ち進めば3回戦で日油技研工業と当たる強力打線のROOSE(浦安市)か?強打の高橋を軸に勝負強い打撃が自慢。下段では昨春ベスト4の習志野バブルス(習志野市)、好投手日下が楽しみなgo's(墨田区)、投打にまとまりがあるGEN UNITED(取手市)、初出場ながら堂々優勝を目標に掲げ臨むJapan Brand(千代田区)らが中心。また、茨城から参加の初出場・ワイルドギース(潮来市)も投打に力がありダークホース的存在だ。

Aブロック・右ゾーン
 強豪四ッ葉倶楽部(さいたま市)のいる上段は好チームがそろった。初戦で当たる昨春ベスト8の東京レイダース(世田谷区)との一戦は1回戦屈指の好カード。この勝者を勝ち上がれば、試合巧者のTNC SPARKS(荒川区)が迎え撃つ2回戦も楽しみなカードだ。さらに今大会に名門復活を賭けるエンドレス(浦安市)、破壊力のある打線が自慢のストライダー(練馬区)、那須塩原市から参加で実力チームの鳥まつキビッツ、初出場ながら充実した戦力を誇る流希(台東区)らが上位を伺う。下段は準優勝経験のある醍醐製作所グーフィーズ(練馬区)光球会(柏市)の一騎打ち。この勝者が5回戦まで勝ち上がる公算が強い。



●Bブロック

Bブロック・左ゾーン
 昨年ベスト8の浅草魂(台東区)を他チームが追いかける図式になりそうだ。浅草魂のポイントは初戦で当たる第8回大会の覇者GHOUL(三郷市)戦。この大一番を突破すれば上位進出が濃厚だ。この本命を昨秋ベスト16まで勝ち上がった熱隊夜(取手市)、虎見兄弟を中心に鉄壁な守りの野球が自慢のTOOLS(荒川区)、速球派の好投手宇田川を擁するKEIYO(葛飾区)、エース山本を中心にソツのない野球が信条のSBC(松戸市)、切れ目のない打線が心強い吉岡クラブ(川口市)らが追う。また、下段はどこが勝ち進んでおかしくない大混戦。潜在能力が高いメンバーを多く擁するTOUCHOUT(新宿区)が一歩抜け出しそうだが予断を許さないゾーンだ

Bブロック・右ゾーン
 このゾーンの本命は昨秋ベスト4に入り旋風を巻き起こした蔵星(足立区)か?蔵星は昨秋毎試合のように打ちまくった強力打線が健在。今大会で悲願のドーム進出を狙う。初戦で当たる葛飾区の強豪・亀戸ゴム(葛飾区)戦をキッチリ戦えば秋の再現も可能だ。勝ち進めば蔵星と3回戦で激突するのは、強力打線が自慢の立川クラブ八丁会(立川市)か? 立川クラブ八丁会はここ数大会、惜しい試合が続いているが序盤で姿を消しているだけに、今大会に賭ける意気込みは強い。この2チームを試合巧者の中央BOYS(川崎市)、選手補強が進み一段と充実した戦力で臨むTEAM ByBLOS(戸田市)、左右の2枚のエースが自慢のランダムス(町田市)、歴代優勝チームの和名ヶ谷フレンズ(松戸市)らが追う 。



●Cブロック

Cブロック・左ゾーン
 実力伯仲の激戦ブロック。中でも核になるのは総合力の高いビコークラブ(さいたま市)か?秋は投打がかみ合いチーム初となるベスト16に進出。その勢いを維持し、今春も一気に勝ち上がりたいところだ。そのビーコークラブと勝ち進めば3回戦で当たる野郎BASEBALL CLUB(さいたま市)も左腕エース笛木を中心にまとまっており面白い存在。笛木の好投次第では上位進出も十分可能だ。上記の勝者を4回戦で迎え撃つのは投手力の良いH・S・J(我孫子市)、今大会こそ悲願の優勝を目指すウィルス(世田谷区)あたりか?下段は初出場ながら潜在能力の高い富士ソフトABC(横浜市)、エース川鍋の投球が楽しみなスーパーボウル(世田谷区)、名門レジェンド(柏市)らが上位に顔を出しそうだ。

Cブロック・右ゾーン
 昨秋ベスト8の神様(港区)は広田、石塚と2枚の好右腕を擁し、打線も下位まで切れ目がない。初戦を突破すれば順当に勝ち上がりそうだ。対抗は強打者山崎を中心にチームの完成度が高い山光ブルーレイズ(足立区)か?山光ブルーレイズは2回戦で対戦が予想される昨秋ベスト16のジョルターヘッズ(新宿区)戦が序盤の山場か。サイドハンドの好投手江畑を擁するGスルー(東松山市)も楽しみなチーム。勝ち上がれば2回戦で対戦が予想される強打のTetts(豊島区)戦を乗り切れば、3回戦で山光ブルーレイズ、ジョルターヘッズの勝者との大一番が待つ。その他、好守の中村がチームを引っ張る昨春8強のとん吉(北区)、学生ながらチーム力の高いTeam Williams(武蔵野市)らが上位を伺う。



●Dブロック

Dブロック・左ゾーン
 昨秋準優勝のCHOTTO CHIGAUZO(新宿区)は初戦で投手力が充実している足立ホークス(足立区)と対戦。勝ち上がっても2回戦でアマチュア時代実績のある選手を多く集めたDREAM CHAMPLE(練馬区)、3回戦で剛腕・四ノ宮の蠍(文京区)との対戦が予想され少々厳しいゾーンに入った。下段は1回戦屈指の好カード・武田ジェッツ(杉並区)とらひげ(新宿区)の一戦に注目が集まる。順当ならこの試合の勝者が勝ち上がりそうだ。この他エース古山を中心に投打にまとまりのあるQueen's(江戸川区)、好左腕深澤の投球が楽しみなRoad(江東区)、しぶとい野球が自慢のB.B.U(立川市)、試合巧者の軍団(足立区)、エース彦坂の投球が楽しみなRAMS(越谷市)らが続く。

Dブロック・右ゾーン
 優勝候補の筆頭GLARE'04(足立区)、強打のヤンキース(世田谷区)の2強を軸に展開しそう。ともに個人レベルの高い選手を多く揃え投打ともスケールが大きい。順当に勝ち上がれば5回戦で激突する。この2強に待ったをかけるチームのレベルも高い。東十条パンサーズクラブ(北区)は完成度の高い野球で上位進出を目指す。茨城から参加のノンプロ出身者で構成されたBLACK STARS(水戸市)は初戦の熟松(千葉市)戦を乗り切り、勝ち進めば3回戦で当たるヤンキースとの決戦に備えたい。その他、投打とも力のあるピエロ(世田谷区)ソフトバンク ファルコンズ(港区)株式会社イトーキ(中央区)、好投手安西のいる津嶋倶楽部(千葉市)も面白い存在だ。



今大会、ベスト8に進出する8チームは果たしてどこか?