第14回アークカップ関東草野球選手権大会は28日(日)、

いよいよベスト4による準決勝2試合が行われる。

憧れの舞台「東京ドーム」まであと1勝に迫った4チーム。

ここまできたらどのチームも勝って絶対にドームの土を踏みたいところ。

高洲サタンズ、ピエロ、TOOLS、足立ホークスの4強が

持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の行方を占ってみた。
ドームまであと1つ。
最後の一球まで諦めずガンバって!




第 1 試 合
▲小関選手 「右に左に鋭い打球を打ち分ける長距離砲」 ▲武田選手 「ここ一番での緻密なリードが光る女房役」


経験豊富な高洲サタンズのエース中台をピエロ打線が攻略できるか
 見どころが多い強豪同士の対決だ。ともに好投手と強力な打線を擁しており、スケールの大きな好ゲームが予想される。高洲サタンズは中台、ピエロは中須の先発だろう。緩急を上手く使ったベテラン投手にテンポのよい若き右腕。持ち味は違うが今大会ここまで好投を見せてきた右腕同士の投げ合いが見もの。それだけにこの試合は双方の打線による攻略法が焦点になる。高洲サタンズは準々決勝のGスルー戦で、好投手の江畑に3本の本塁打を浴びせて攻略した。とくに終盤に飛び出した1番・大高、4番の小関の2人の左打者が放ったライトオーバーの本塁打は圧巻で、チームの潜在能力の高さを感じさせた。対するピエロは攻守の中心・主将の平野を軸としたソツのない攻めが信条。ポイントゲッターである3番の武田を始め、勝負強く一発長打も打てる庄司、4番の浅海ら力のある打者がズラリ並ぶ。打線の破壊力でわずかに高洲サタンズが上回るが、終盤まで激しい競り合いになりそうだ。



第 2 試 合
後上投手 「大舞台のマウンド経験豊富で信頼度No.1 ▲小永井(一)選手 「持ち前のパンチ力でアーチを量産」



勢いのある足立ホークス打線をTOOLS・3枚の右腕がどう抑えるか
 ともに初めてのベスト4進出チーム同士の対決だが、過去に2回のベスト8を経験しているTOOLSに対し、足立ホークスは春秋通じて初の上位進出。ぎりぎりの戦いを多く知っている分、わずかにTOOLSが優位に立つと見る。足立ホークスはここまで1試合平均7得点の打線が好調。リードオフマンの熊倉、好打者三上を始め、準々決勝でホームラン1本を含む4打数3安打8打点と爆発した恐怖の6番打者の小永井(一)らを中心に、上位下位ムラなく振れている。また、右腕の古川も勢いのある打線に呼応するかのように毎試合粘り強い投球を見せ、今大会ここまでほぼ1人で投げ切ってきた。対するTOOLSは対照的に3人の投手の継投で勝ち上がってきた。この試合の先発は藤本か。足立ホークスは長打を打てる打者が揃うだけに序盤から飛ばしていきたい。また、打線は凄みこそないが、ここぞという場面で打つ勝負強さがある。投手戦ならTOOLS、打撃戦なら足立ホークスのペースか 。