5.28 (日) 準決勝
試合速報



準決勝・第1試合

VS
(千葉市) (世田谷区)

▼豪快な一発攻勢で打ち勝ったピエロ (左から順に、特大2ランの廣島選手、2打席連続弾の福田選手、ダメ押し弾の庄司選手)
▲先制弾を放ちダイヤモンドを周回する福田選手(左上) 安定感抜群の投球を披露したエース安井投手(左中) サタンズはまたもあと一歩でドームを逃す(左下)

▼百戦錬磨の中台投手も、破壊力のあるピエロ打線の前に本来の投球ができず4失点 ガックリ肩を落とす
▲強力打線がつながらず、0行進が続く(左上) 6回、大野選手の一発で追い上げるが・・・(左中) またもドーム目前で無念の敗退、引き上げる高洲ナイン(左下)


○ピエロ・平野主将
本塁打4本を浴びせ快心の勝利に、「今日はうちらしくないホームランが何本も飛び出す意外な展開になって少しびっくりしましたが、勝てたことにホッとしています。打線がよく振れていました。みんな今日の試合の重要さを認識していたみたいで、気持ちを一つにできました。この勢いで決勝も勝って必ず優勝します。甲子園に出るより難しいこの大会で優勝を狙えるチャンスが来たので、必ず東京ドームでは勝ちます」と力強く頂点に立つ心意気をそう話してくれた

○ピエロ・安井投手
東京ドームが懸かった大一番で登場したエースは、「今日は最初から全力で飛ばしました。もともとシュート投手なのですが1・2回はストレート中心で、3回からは変化球を主体に組み立てました。調子はまあまあの出来でした。とくに良かったのはスライダーが切れていました。打線の本塁打攻勢の勢いに負けないよう気持ちで投げました。東京ドームは社会人時代以来5年ぶりですが、投げる機会があれば無失点に抑えて優勝したいですね」

○ピエロ・福田選手
この日2打席連続の本塁打をはじめ3安打3打点を挙げる大活躍に、「チームがここまで良い雰囲気できていたので、チームの勢いに乗り遅れないように必死でした。それが良い結果につながったのだと思います。ホームランは2打席とも必死で振りました。自分はどちらかというとつなぐタイプのバッターなので、ドームではつなぎの打撃に徹したいです。東京ドームも嬉しいですが、256チームの中の最後の2チームに残れたことがチームとして大きな自信になりました」

準決勝・第1試合
5月28日(日) 第1試合 1 2 3 4 5 6 7
ピエロ (世田谷区) 0 0 1 2 1 1 1 6
高洲サタンズ (千葉市) 0 0 0 0 0 1 0 1
大一番、投打に完勝 ピエロが本塁打4本を放つ長打攻勢で高洲サタンズを下し、夢の東京ドーム進出を決めた。この試合、最初にチャンスをつかんだのはピエロ。初回連続死球で2死1・2塁の好機を作るが5番・武田がファーストゴロに倒れ無得点。一方の高洲サタンズも2回、2死から6番・川辺がセンターオーバーの2塁打を放って出塁するが、続く7番・中台がサードゴロに倒れこれまたチャンスを生かせない。均衡が破れたのは直後の3回。ピエロはこの回先頭の9番・福田がライトフェンスを越える本塁打を放ち、1点を先制する。さらにピエロは4回、この回先頭の4番・浅海が内野安打で出塁。1死後6番・廣島がレフトに特大の2ラン本塁打を放ち2点を追加。3-0と試合の主導権を握った。ピエロは5回にも前の打席で本塁打を放った9番・福田がまたしてもライトスタンドへ放り込む2打席連続のソロ本塁打を放ち、4-0とリードを広げた。6回にも2死2塁から、この日大当たりの9番・福田のライト前タイムリーヒットで1点を追加したピエロに対し、高洲サタンズはその裏、1死から2番・大野がレフトにソロ本塁打を放ち1点を返すが反撃もここまで。最終回にも3番・庄司のライトオーバーの本塁打で1点を追加したピエロがそのまま逃げ切り、嬉しい初の優勝戦にコマを進めた。
高洲サタンズ新藤監督
ピエロ打線の長打攻勢を浴び準決勝敗退に、「今日は相手の打線の勢いにやられましたが、その前にうちのチームが打てませんでした。やはりこのような舞台になると先取点を取れないと致命傷になりますね。追いかける展開で流れをつかめませんでした。今日は負けてしまいましたが、部員の平均年齢が上がっている中、よくここまでこれたと思います。何とか勝って東京ドームに行きたかったのですが・・・ やはり悔しいですね」と無念さを押し殺しながら淡々と
高洲サタンズ中台投手
まさかの一発攻勢に普段の投球が出来ず敗退に、「完敗です。今日は球が全体的に上ずっていました。低めに意識して投げるようにしていたのですが、甘い球を打たれてしまいました。本塁打はストライクを取りにいった球を狙われてしまいました。初めて1試合で3本打たれました。ピエロさんの打線に勢いを感じました。負けはしましたが、全力で投げれたので悔いはありません」とさわやかに話してくれた