近づいた東京ドーム
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第14回アークカップ関東草野球選手権大会は7日(日)、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 256チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 決勝の地・東京ドームはすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地・東京ドームに向け、8チームが生き残りを賭ける
いよいよ大詰め、

今日は準々決勝です。

ドームまで残すはあと2つ!!

ベスト8の皆さん、がんばってください。



<第1試合>
VS
(東松山市) (千葉市)

好投手江畑 対 名門高洲
◎みどころ 大会屈指の右腕・Gスルーの江畑と高洲サタンズの打線の攻防が、試合の大きなウエートを占める。両者とも力と技のバランスが取れており、好試合が期待できそうだ。江畑はサイドから投げる速い直球に落差のあるスライダーを上手く駆使しここまで三振の山を築いてきた。本来の投球が出来れば大崩は考えられない。高洲サタンズは5回戦で日油技研工業に快勝し、波に乗っている。意識的にゴロを転がすなど、打線全体で相手に立ち向かう意識も高い。力比べをすれば、江畑の術中にはまる。バントなどで揺さぶり、時折甘く入る直球を狙いたい。



<第2試合>
VS
(足立区) (世田谷区)

準々決勝屈指の好カード
◎みどころ 昨秋ベスト4の蔵星と大型チームピエロが対決する準々決勝屈指の好カード。直球主体にテンポ良く投げるピエロの中須を、強打の蔵星打線がどうとらえるか。中須はここまで伸びのあるストレートに勝負どころで巧みに決まる外角のスライダーを駆使して打ち取る投球が光る。堅守の内野陣にも支えられており、大崩はないだろう。蔵星は上位から下位までどこからでも長打が飛び出す打線が自慢。5回戦では4点のビハインドを中盤以降に一発長打で跳ね返した攻撃は見事だった。が、この試合は投手力でややピエロに分があるだけに、早めに先取点を奪い試合を優位に進めたい。



<第3試合>
VS
(荒川区) (さいたま市)

似たもの同士、1点勝負か
◎みどころ ビコークラブ・坂本、TOOLS・藤本。双方の右腕エースとも調子がいい。坂本は直球を主体にカーブ、スライダーの組み立てでコーナーを巧みに突く投球が持ち味。3・4回戦の厳しい試合で2試合連続完封勝ちを収めるなど、ここまで安定した投球を見せている。一方の藤本も外角を厳しく突く投球で1試合平均の失点はわずか1。もう一人の右腕後上にも安定感がある。投手力はほぼ互角。短打をつなぐ攻撃、堅い守備。似通ったチーム同士の1点を争う好ゲームが予想される。ただ、勢いは3回戦で負け試合をひっくり返し波に乗るTOOLSにある。



<第4試合>
VS
(足立区) (柏市)

接戦ならば林工業に勝機
◎みどころ 今大会強豪を撃破し波に乗る林工業のエース中が、好調な足立ホークス打線を止められるか。テンポよく投げ込む中は、制球がよく、変化球が切れる。また、走者を置いてからの投球にも粘り強さがあり安定感がある。対する足立ホークスは初戦で昨秋準優勝のCHOTTO CHIGAUZOを下し波に乗った。1番で出塁率の高いリードオフマン熊倉から始まる打線はよく振れており破壊力がある。エースの古川も外角をビシビシ突く重い速球を武器に毎試合のように好投を見せており、投打にスキのない戦いぶりでここまで勝ち上がってきた。先取点を取れば足立ホークスのペース。