「シーズン到来の春」 ブロック別展望
●とらひげ偉業なるか
●優勝戦会場物語
●1回戦屈指の好カード
●アークカップ優勝物語
●審判講習会行われる

▲いよいよ明日開幕!
いよいよ明日20日(日)、開幕を迎える第12回アークカップ関東草野球選手権大会。先日3月9日に行われた組み合わせ抽選会で、参加256チームの初戦の対戦カードが決まった。今春の栄えある優勝チームは?はたまた優勝戦の舞台である東京ドームに進出する2チームはどこになるのか?ここでは、決定したトーナメントの各ゾーンごとの見どころを探ってみた 。

第12回大会 ブロック別展望
前回覇者・とらひげ偉業達成なるか
●優勝戦会場物語
●1回戦屈指の好カード
●アークカップ優勝物語
●審判講習会行われる



▲とらひげ・平松主将
昨秋、第11回大会を制し、アークカップ2度目の優勝に輝いたとらひげ(新宿区)。今大会は秋春連覇の期待がかかるとともに、前人未到の3度目の戴冠という偉業へ挑む。周囲の注目を一身に集めて臨む今春、“打倒とらひげ”をスローガンに掲げるチームは多い。しかし、チームを率いる平松主将は、「強敵も多く簡単にはいかないと思いますが、せっかくのチャンスなので積極的に狙っていきたいですね。あくまでも自然体で奇をてらわず、自分たちの野球に徹します」と偉業達成へ向け意欲を燃やす。一方で、「それでもトーナメントは負けたら終わり。先を見据えつつも、一戦一戦、初戦から気を引き締めて戦います」と、まずは明後日に迫った1回戦・フリーバーズ(野田市)戦に全力を注ぎ込むつもりだ。
アークカップ優勝戦会場物語
●1回戦屈指の好カード
●アークカップ優勝物語
●審判講習会行われる




▲東京ドーム
春は東京ドーム、秋は西武ドームで行われることでお馴染みのアークカップの優勝戦。これまで優勝戦が行われた会場は全部で4つ。中でもプロ野球の本拠地は、千葉マリンスタジアム、東京ドーム、西武ドームの3つの球場で開催された。初めて行われたのは今から5年前の第3回大会での千葉マリンスタジアム。2000年4月29日、雲ひとつない快晴の青空のもと、黒河紙器(葛飾区)とK's(柏市)との優勝戦だった。翌年からは舞台をドーム球場に移し、春の第4回大会に初めて東京ドームで行われ、佐川急便千葉(船橋市)が初優勝を飾った。秋からは西武ドームでも開催されるようになった。それ以降は毎年、春・秋に勝ち上がった選手たちの登場を静かに待つ草野球人憧れの聖地となっている。
1回戦屈指の好カード
●アークカップ優勝物語
●審判講習会行われる





▲唐澤主将 ▲杉本主将
20日(日)から開幕する春のアークカップ。9日の抽選会で参加256チームの初戦の対戦相手が決まったが、その中で最も注目されるのは大会2日目に行われる、立川クラブ八丁会(立川市)対ウィルス(世田谷区)の一戦。鋭いスイングの打者を1番から9番まで揃えた強打の立川クラブ八丁会をウィルス投手陣がどう抑えるかなど、見所が多い。決戦前に両軍主将に話を伺うと、立川クラブ八丁会・唐澤主将は、「光栄です。ぶっつけ本番になりますが、一致団結して戦います。楽しみですね」と話す。対するウィルス・杉本主将は、「先取点にこだわりたいですね。強敵ということは意識せず、 "ウィルス野球"を貫きます」と力強くコメント。両チームとも普段通りの野球で注目の一戦に臨むつもりだ。1点を争うきわどい試合になりそうだ。
アークカップ優勝物語
●審判講習会行われる












▲和名ヶ谷フレンズ(松戸市)
▲とらひげ(新宿区)
今大会で12回目を迎える関東草野球の祭典アークカップ。その栄えあるチャンピオンになったチームはこれまで8チーム。中でも、2度栄冠に輝いた強豪は和名ヶ谷フレンズ(松戸市)、佐川急便千葉(船橋市)、とらひげ(新宿区)のわずか3チーム。そのうち和名ヶ谷フレンズと、とらひげは今大会にも登場しており、史上初のV3がかかる。とらひげ・中川監督は昨秋西武ドームでのV3達成後、「来年春にV3を狙いたいです」と語ったが、果たして今大会の結果はいかに?
<優勝回数 2回> <優勝回数 1回>
和名ヶ谷フレンズ (松戸市) 黒河紙器 (葛飾区)
佐川急便千葉 (船橋市) 瀧野川信用金庫 (北区)
とらひげ (新宿区) GHOUL (三郷市)
佐川急便千代田 (品川区)
Ash (柏市)
審判講習会行われる
第12回アークカップ関東草野球選手権大会は今月20日(日)からいよいよ開幕するが、大会には欠かせない縁の下の力持ち・審判団も春本番に向け戦闘態勢が整った。関東地区に寒気が吹いた13日(日)、今大会のジャッジを担当する審判員48名が埼玉県川越市に集結。この日の内容は、午前中に現役高校野球部員の紅白戦を練習台にグランドでの実践研修。午後からは室内に場所を移し、主にルールの確認をはじめとする勉強会が開かれた。参加したどの審判員も、開幕を1週間後に控えていることもあってか真剣そのもの。食い入るように講師達の指導に身を乗り出していた。またこの日は、元プロ野球審判員の小林氏をはじめ4名のプロ野球出身者が講師を務めるなど、非常にハイレベルな内容となった。