近づいた東京ドーム
いよいよ準々決勝、8強が激突
 8強激突!第12回アークカップ関東草野球選手権大会は15日(日)と29日(日)の2日間にわたり、ここまで勝ち残った8チームによる準々決勝4試合が行われる。
 256チームの参加で始まった今大会もいよいよ大詰め。幾多の激戦を勝ち抜いてきたチーム同士の激突とあって、見ごたえのあるカードが揃った。
 決勝の地・東京ドームはすぐ目前。各チームが持てる戦力を総動員して臨む最終決戦の見どころを探ってみた。

▲決戦の地・東京ドームに向け、8チームが生き残りを賭ける
今週は準々決勝の残りの2試合です。

今日でいよいよベスト4が出揃います。

準決勝進出最後の座を賭け、

4チームのみなさんがんばってください。



5月29日(日) 第3試合
VS
(世田谷区) (習志野市)

◎みどころ 伸びのある直球主体にテンポよく投げる東京レイダースの川本を、強打の習志野バブルスがどうとらえるか。5回戦では、走者を出してから低めの投球で打ち取る川本の投球が光った。堅守の内野陣がこの試合も無難に守れば、大崩はないだろう。また打線も出塁率の高い1番大野、長打も期待できる5番竹本を軸に勝負強い。対する習志野バブルスは先日の試合で1番小林、4番北地のアベックホームランをはじめ長打を連発しジョルダーヘッズに打ち勝った。打線は相変わらず好調だが、主戦の田村投手が中盤以降制球を乱し降板した投手陣が少し気がかり。相手が好投手で1点を争う勝負が必死なだけにエースの復調に期待したい。



5月29日(日) 第4試合
VS
(台東区) (柏市)

◎みどころ 投打に充実したチーム同士による注目の好カード。ともに5回戦は強敵相手にしぶとい野球で勝ち上がってきた。復活したエース小池が昨秋準優勝の蠍に投げ勝った浅草魂は、打線も蠍の剛腕四ノ宮投手から唯一の安打を放った3番割田をはじめ4番の五十貝、5番小池と勝負強い打者が揃う。この試合も先発が予想されるエース小池が好調を維持し、失点を2点以内に抑えたい。Ashは5回戦で終盤のワンチャンスをものにしてウィルスを下すなど試合巧者ぶりは健在。この準々決勝も強敵が相手なだけに競った厳しい展開が予想されるが、先日の試合同様しっかり守って終盤勝負に持ち込みたい。失策など細かいミスが勝敗を分けそうだ。



5月15日(日) 第1試合
VS
(足立区) (さいたま市)

◎みどころ 強豪チーム同士の好カード。ともに切れ目のない打線は強力。GLARE'04は5試合で21点。四ッ葉倶楽部も5試合で28点を奪っている。両軍とも相手打線を0、1点に抑えるのは難しいだろう。両チームとも、いずれの試合もビックイニングを作り、流れをつかんでいる。GLARE'04は今大会のエース格・渡辺投手、四ッ葉倶楽部は左腕の海老井投手が先発か?ともに力のある両投手だが、スラッガーが多い両チームだけにサイドハンドの軟投派渡辺投手がここまで同様にかわす投球ができれば若干有利か。海老井投手は自慢の速球に加え抜いた球でも勝負をしたい。いずれにせよ終盤まで1点をめぐる激しい競り合いが予想される。



5月15日(日) 第2試合
VS
(川越市) (北区)

◎みどころ とん吉は相手のほころびを突くのがうまい。4回戦では相手のミスにつけ込み、追加点を奪った。エース金木投手もここまで緩急をうまく使った粘りの投球が光る。5回戦では強打で勝ち進んできた東京中村倶楽部打線をサドンデスを含む2点に抑えるなど安定感がある。打線もクリーンアップ中心に当たっている打者が多く総合力でやや有利か。日油技研工業鰍ヘここまで2回戦を除く各試合で強力打線が火を噴き打ち勝ってきた。4番小澤、5番相原、6番小久保の中軸を中心に長打攻勢が出るのが強みだ。中でも6番小久保選手は毎試合のように決勝点となる長打を放っており絶好調。日油技研工業鰍ニしてはこの試合も小久保選手の前に走者をためたいところだ。